神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2013年7月19日 エリアトップへ

熱中症搬送、最多ペース 早い梅雨明けが要因

社会

公開:2013年7月19日

  • LINE
  • hatena

 市内における熱中症(疑いを含む)での救急搬送者数が、今年5月から7月15日までの昨年同期と比べて約6倍に急増し、過去最多のペースで推移している。例年より早い梅雨明けが要因とみられ、市消防局では予防策などを呼びかけている。

 同局によると、市内の熱中症による救急搬送者数は今年5月から7月15日までに206人。昨年同期32人の6・4倍に上った。調査を始めた1996年以来、この時期では最多となり、最も早いペースで増加している。

 市消防局によると搬送者数急増の背景には、例年7月20日ごろの梅雨明けが、今年は同6日と早く、気温上昇の時期が早まったことが挙げられるという。

 206人のうち、5月に16人、6月に15人、7月1日から15日までに175人(85%)。男女別では男性が140人(68%)と圧倒的に多い。屋内での発生件数は75人で、全体の36・4%を占めている。

 搬送者の年代別では70代が全体の18・9%にあたる39人と最多。次いで80代が34人(16・5%)、10代が28人(13・6%)と続く。死亡者はいないが、重症者が7人、中等症が63人、軽症は136人に上った。

 同局は「梅雨明けが早く、体が暑さに慣れていなかったのでは。屋内にいても、発汗で多くの水分と塩分が体外に出てしまうため注意が必要」と話している。

「こまめに室温調整を」

 熱中症を予防するため、同局は【1】スポーツドリンクなどでこまめに水分、塩分を補給する【2】激しい運動を避ける【3】室温を調整し、エアコンの設定温度は28度を超えないようにする【4】ゆったりとして涼しい服装を心掛ける―などを呼び掛けている。

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook