夢パークが開園10周年 12月に記念事業を実施
川崎市子どもの権利に関する条例を基に作られた子どもたちの遊び場、川崎市子ども夢パーク(高津区下作延5の30の1)が今年7月、開園10周年を迎えた。7月21日に行われた「夢パまつり」を皮切りに、12月の記念フェスタまで10周年事業が計画されている。
夢パークは、子どもをひとりの人間として尊重し、自分らしく生きることを社会で支えるために作られた条例を基に2003年7月23日に開園した。10年間の利用者は、のべ60万人を数える。昨年はのべ8万人が訪れ、年々利用者は増えている。
西野所長は「子どもと大人が自由に意見を出し合ってできた場所。地域の人にも支えられて10年を迎えることができました」と感謝の気持ちを表す。また、「ここで育った子が自分たちの子どもを連れてくるのは嬉しかった」と振り返った。
夢パークの特徴のひとつが、遊び場と不登校の児童生徒が過ごす「フリースペースえん」など複数の施設が敷地内に共存しているところ。その運営方法は高く評価されており、国内だけでなく海外からも視察がある。西野所長は「今後もより楽しい場所にしたい。これまでの成果をまわりに発信するのも私達の役目」と意欲を見せている。
続く特別イベント
7月21日には夏の恒例イベントとなっている「夢パまつり水遊び」を行った。当日は過去最高の2200人以上が来場、ウォータースライダーなどの遊び場で楽しんだ。また、参加者は泥のケーキを作成して、10周年を祝った。
記念拡大イベントは今年いっぱい続き、11月4日(祝)に「こどもゆめ横丁」を開催。12月1日(日)には「かわさき子どもの権利の日のつどい〜子ども夢パーク10周年記念フェスタ〜」を開く。問合せは夢パーク【電話】044・811・2001。
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