青い海の
水平線から
湧き上がる雲は
真っ白なバラのように
輝いている
中川宣義さん作
「しんゆり五行歌会」のメンバーが毎月集まっては歌会を楽しんでいる。
五行歌とは、短歌や俳句とは異なり、字数や音数にまったくこだわらずに5行でつくる詩。大半が5句で構成されていた古代歌謡に習い5行にするという。
同会の前身「新百合ヶ丘さつき五行歌会」が発足したのは08年6月。翌年10月に名称を「しんゆり五行歌会」に改めた。多摩区で鍼灸院を営む太田陽太郎さんが代表を務め、現在のメンバーは50代〜70代の10人。毎月第3水曜日に麻生市民館や市民交流会館やまゆりで歌会を開いている。
8月21日に開かれた歌会には9人が参加。それぞれのメンバーが1つの作品を発表し、気に入った作品に得点をつけて人気順を決めた。この日は夏の暑さを歌う作品が目立った。
相模原市在住で五行歌歴12年という高岡蘭さんは「子どもの頃から文学好きで、いい楽しみを見つけた。哲学や心理学が好きで心について歌うのが好き。自由な発想でできるところが一番の魅力」と話していた。
麻生区在住の中川宣義さんは「普段の生活の中で色々な状況を詩にするようになった。散歩もただ歩くだけでなく、歌う楽しみがある。みんなで集まって色々な意見や考えがあることがわかって楽しい」という。
太田代表は「詩にするとなんでも打ち出せたり、似たような体験を共感できたりするのが五行歌の魅力。興味がある人は一度参加してほしい」と話している。
会費は月額1000円。入会金は無料。問い合わせは太田代表(陽気堂【電話】044・933・7183)へ。
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