9月から川崎市北倫理法人会の会長に就任した 小川 湧三さん 高津区在住 77歳
100歳現役めざす行動派
○…企業や団体の経営者が倫理的な規範を学び、健全経営と地域貢献を目的に活動する倫理法人会。市北部に事業所を構える約50社が加盟する川崎市北倫理法人会の新会長に就任した。「いかに経営者がポジティブにアクティブになれるか、社員も含めて自己革新ができる場にしていきたい」と言葉に力を込める。2010年の立ち上げから参加し、モーニングセミナーや講演会などの活動を毎週行っている。
〇…新潟県高田の出身。高校卒業後に神奈川へ。県内の税務署で勤務後、63年に税理士の資格を取得し事務所を開業。71年、義理の父が経営していた事務所を引き継ぎ小川税務会計事務所として出発した。現在、LR小川会計グループとして経営に関するアドバイスも行う。「納税はお客さまにとってはコストでしかなく、なるべく安くしたいというのが本音だ。しかし、頼んで良かったと思える仕事をすることで、お客さまがピカピカの笑顔になることを望んでいます」
〇…気分転換は年に数回出かける夫人との旅行。また、4年前には日本福祉囲碁協会のボランティア棋士になり、囲碁を通して交流を図るNPO法人ふれあい囲碁ネットワーク神奈川と共に活動している。長男に社長を任せたのは約10年前。「会社のことは相談しながら。なるべく口を出さないようにしているが、中々そうもいかなくてね。社長はやりづらそうだ」といたずらっぽく笑う。
〇…今年で税理士歴50年を迎えた。「無我夢中の50年だった。でもコンピューターの導入など夢と思っていたことが実現している。この仕事はおもしろくて仕方がない」。充実した表情で語るが「倫理法人会で得たことを社内で生かしていきたい」と課題もあげる。「これからも様々な業種の方とお会いしていきたい。目指すは100歳現役です」。謙虚に答える中にも、貪欲に吸収しようという姿勢が印象に残った。
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3月29日
3月22日