区内はるひ野にある「社会福祉法人春献美会 くろかわのぞみ保育園」は20日、木瀬部屋の4力士を迎え、もちつきを行い、園児らが交流を楽しんだ。
当日、同園に訪れたのは肥後ノ城、肥後嵐、禧勢ノ山、木瀬乃若。同園の園児や父兄のほか、地域住民ら約200人が参加した。約35kgのもち米が蒸され、園児の元気のよい「ヨイショー!」という掛け声とともに、力士が手を添えながら年中・年長の4歳から5歳の園児たちが次々にもちをついた。園児たちは慣れない手つきながら、杵を力いっぱい振り下ろしていた。
同園では約6年前から木瀬部屋の力士を招き、もちつきを行っている。同園の理事・相談役の橋本周さんは「力士たちは子どもが好きで、非常によく遊んでくれる。もちつきという食文化の継承と、地域の中でともに育ち合う街づくりを考え、地域貢献活動を行っている」と話す。
もちつきの後には、園児と力士が相撲をとり、最初は怖がっていた子どもたちも、集団になって力士に立ち向かっていくなど会場は盛り上がりを見せた。子どもが丈夫に育つようにと、力士に抱っこを求める父兄が多く見られた。
また、園児や職員らの質問に力士が答える時間が設けられ、子どもたちは「なぜお相撲さんになれたのか」「子どもの頃の将来の夢は何だったか」など、熱心に聞いていた。
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