2014年度区予算 環境まちづくりに注力 6億2847万を計上
川崎市はこのほど2014年度の麻生区予算案を発表した。14年度は安心・安全まちづくりの推進を拡充するほか、環境まちづくりの推進として環境資源を活用した地域活性、交流を図る新規事業に取り組む。
14年度の区予算額は6億2847万7千円。13年度に比べ5・5%のプラスとなっている。主な事業は、安心・安全まちづくり、総合的な子ども支援、地域資源を活用した取組など8項目。
区の担当者が「14年度の大きさ柱になる」と話すのが、環境まちづくりの推進。区内の農業振興地域や明治大学黒川農場、緑地などの環境資源を活用し、大学や農業事業者、町会、市、区などが連携し地域活性化、交流を図る。14年度は、協議会の中で、今後の基本計画を策定する方針だ。
安全・安心まちづくりの推進では、地域防災力向上を目的に、避難所の周知を図り、避難所運営会議による避難所開設・運営訓練を実施する。生活用水の不足に備えた浄水装置を段階的に導入する。
新規事業として、区が主催する講座などに参加した人を地域団体とつなげる仕組み作りを行うのが「地域コニュニティ活性化の推進」。地域人材の確保、育成を掲げる。
また、14年度は区役所が新たな課題に適切に、速やかに対応するための予算「区の機能強化に向けた取組」が新規事業として組み込まれた。
14年度の区予算案について、区の担当者は「安心・安全、農や緑地を活かした環境まちづくり推進、芸術・文化の3つを中心に、誰もが住みやすい麻生区を目指したまちづくりを進めていきたいと考えている」と話した。
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