神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2014年3月14日 エリアトップへ

感染症情報 新システムで公開 川崎市が4月1日から

公開:2014年3月14日

  • LINE
  • hatena
4月から運用が始まる感染症情報発信システムのページ
4月から運用が始まる感染症情報発信システムのページ

 川崎市は4月1日、インフルエンザ等の感染症発生状況を即時にウェブ上で公表できる「川崎市感染症情報発信システム」の運用を開始する。市内にある医療機関データの共有化を図り、感染者情報を公表することで感染拡大の防止につなげたい考え。

 これまでの感染症発生状況の公表は、国の定める市内54定点医療機関の1週間分の情報を保健所がまとめて国や市民に報告していた。

 今回導入する新システムでは、市内の医療機関がウェブ上で患者数を毎日入力できる仕組み。従来よりも最新で精度の高い情報提供ができ、新型の感染症や未知の感染症が発生した場合の医療関係者の情報共有の場としても活用される。

 市内964の医療機関の内、462機関(3月4日時点)がすでに登録。川崎市は、最終的に市内にある全ての医療機関の登録を目指している。

 ウェブ上で見ることができるデータは、各区を3つのエリアに分けた発生状況地図や男女・年齢別の患者数、過去の発生状況など。グラフや表などを使い、一般市民でも一目で市内の流行状況が把握できる。

 医療関係者用のページでは、病原体情報等が共有できる掲示板と資料集が見ることができるほか、情報の配信などもできる。

 導入の背景には、09年の新型インフルエンザ流行時の教訓がある。情報を収集する手段が決まっておらず、市や医師会がファックスなどで情報を集めながらの対応だったため、医療現場では混乱が生じ、市民に対しての注意喚起も早期にできなかったという。市によると、岐阜県でも、5年前からインフルエンザに特化した同様のシステムを導入し、一定の成果をあげているという。市では「感染症の拡大防止・対策等にぜひ活用してほしい」としている。

 同サイトは【URL】https://kidss.city.kawasaki.jp/modules/topics/から見ることができる。

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook