黒田選手 ベルト奪取ならず 10回TKO
川崎新田ボクシングジム(多摩区登戸)に所属する元日本ライトフライ級王者の黒田雅之選手が10日、日本フライ級タイトルマッチ(会場=後楽園ホール)に挑戦し、惜しくもベルト奪取とはならなかった。
対戦相手は昨年12月に同級王座を獲得した王者、村中優選手(フラッシュ赤羽ジム)。序盤は両者とも様子を見ながら一進一退の攻防。黒田選手は左ジャブで自分のペースをつかもうとするものの、中盤以降は村中選手のペースが続いた。最終10回に黒田選手が最初のダウンを奪われると、村中選手の猛攻が続き、レフリーが試合を止めた。
試合後 悔しさ滲ませ
黒田選手は試合後、「負けは負け。メンタル面も悪くはなかったと思う。左ジャブは作戦通り。自分の戦いとしては半分くらい出来ていたと思う。足にくるようなダウンは自分では初めて」などと悔しさをにじませ、「自分自身はボクシングが好き。全部を出し切っていない」と現役続行を明言した。
同ジムの新田渉世会長は「村中選手は強かった。相手の土俵で戦ってしまった」と話した。
この試合で黒田選手の戦績は29戦21勝(13KO)5敗3分け。
|
|
|
|
|
|