川崎市 地域福祉計画を策定 14年度から3カ年計画
川崎市はこのほど、第4期「川崎市地域福祉計画」を策定した。「自立と共生の地域づくり」を目指し、2014年度から16年度の3カ年が対象。これに合わせ麻生区の計画も策定された。
地域福祉計画は、市民が地域で安心して暮らせるように住民、団体、企業、行政などが地域づくりや支え合い活動を実践するための「仕組みづくり」を行うもの。
市の第4期計画では「『活力とうるおいのある地域づくり』をめざして」を基本理念に、公的サービスと地域の多様な力を結び付け、取り組みを進めることを目指す。基本目標には【1】サービス利用者の意向を尊重した施策の充実【2】保健・医療・福祉サービスの質の向上に向けた体制の強化【3】地域福祉活動への住民参加の促進に向けた基盤整備―の3点を掲げた。
麻生区の実情や地域課題解消に向けた区計画には42事業が組み込まれた。「心が響きあう福祉のまち麻生」を計画理念に、基本目標として【1】区民が主役の地域活動の充実【2】「ひと・もの・場をつなぐ共助のまちづくり【3】区民が利用しやすい保健福祉サービスの充実をあげた。
重点項目は「地域福祉を推進するための人と人とのつながり強化」「支援を必要とする人を支える相談支援体制と情報提供の充実」「地域福祉を推進する人材の育成」の3つ。身近な人同士のつながりや助け合いを必要と感じている区民が増えていることや相談に出向くことができない人への対応、地域活動に携わる人の高齢化に対しての人材確保などの地域課題解消を目指す。
麻生区地域保健福祉課の担当者は「自助・共助・公助をもとに計画を策定した。地域福祉計画を進めながら、地域課題を解消し地域づくりを行っていきたい」と話した。
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