神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2014年5月16日 エリアトップへ

障害者福祉5法人 区役所で自主製品を販売 閉店した売店跡地を活用

社会

公開:2014年5月16日

  • LINE
  • hatena
テープカットを行う石井会長(左)、多田区長(左から3人目)ら
テープカットを行う石井会長(左)、多田区長(左から3人目)ら

 区内の5つの障害者福祉法人は、麻生区役所で自主製品の販売を5月12日から開始した。障害者の社会参加や就労訓練、事業所の情報発信が目的。3月に閉店した売店跡地を使用する。販売初日となった12日にはテープカットが行われた。

 店名は「あさおのおみせ」。今回販売を行う5法人は(福)セイワ、(福)川崎市社会福祉事業団、(福)育桜福祉会、(福)三篠会、NPO法人たま・あさお精神保健福祉をすすめる会。これらの法人は昨年12月に「麻生区自主製品販売連絡協議会」を立ち上げ準備を進めてきた。

 販売事業は同協議会が行う。経費は協議会が負担し独立採算で運営。各事業所で作製されたマグカップやビーズ製品、レターセットなどの手芸・工芸品が販売される。

 これまで各事業所で作製された自主製品は、区民まつりや福祉まつり、町会などのバザーで販売されることがほとんどだった。同協議会は、今回店舗を構え継続性を持たせることで障害者の社会参加の機会を増やし就労訓練につなげたい考えだ。また、各事業所で取り組んでいることや福祉に関する情報を店舗から積極的に発信することで、市民や区民に福祉を知ってもらうきっかけにしたいとしている。

 協議会の会長を務める(福)セイワ川崎授産学園の石井和明学園長は「事業所を利用している人がこれまで以上に仕事に対してやりがいを感じられるような店舗にしていきたい。たくさんの方々に足を運んで頂きたい」と話している。

区の呼びかけで実現

 今回の販売は、3月末に閉店した売店の跡地の有効活用を検討していた区が協議会に声をかけ実現。区では、協議会と連携しホームページなどで事業を広報していくほか、会議室の提供や跡地使用料の免除などでサポートしていく。

 多田昭彦区長は12日のオープニングイベントで「色々な施設の自主製品が販売され、区民も楽しみにしている。この店舗が地域福祉の拠点となるようにしていけたら」と話した。

 あさおのおみせの営業日時は、月曜日から金曜日(年末年始を除く)の午前9時30分から午後4時まで。

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook