川崎麻生ロータリークラブはこのほど、ベトナム・フエ外国語大学日本言語・文化学科の生徒たちへ日本語教材などの寄付を行った。同クラブの鈴木憲治国際奉仕委員長が6月、現地へ赴き、まず24冊の日本語関連教材を手渡した。同大学には日本の書籍などが保管される日越文化交流室が設置され、今後、のべ100冊の寄付を行っていく。
同クラブが同大学と交流を深めるきっかけとなったのは、「ベトナム現地採用ロータリー米山奨学金制度」の奨学生として同クラブが2010年から3年間「世話クラブ」として受け持った、ホ・ダン・ミ・アンさんとの出会いだった。ミ・アンさんは同大学の教員だったが、留学を決意し休職。日本の大学での勉強の傍ら、同クラブでの奉仕活動も行い、交流も深まった。「彼女がいる大学のためなら」と支援が始まったという。2012年には同クラブの20周年記念事業として日本語教材のほか、ビデオカメラ、ICレコーダー、漫画70冊などを寄付。同大学周辺孤児院への支援も行った。
鈴木国際奉仕委員長は「フエ外国語大学では教材の不足が深刻だが、日本語を勉強したいという学生が増えている。そういったニーズに応えられるよう、ロータリーにできることをした。役立ててほしい」と話した。
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