「終戦の日」で各党が談話 平和への決意述べる平和への決意述べる
69回目の終戦の日を迎えるにあたり、国政７政党の県責任者が、本紙に談話を寄せた。
戦没者や犠牲者への哀悼と平和への誓いが述べられているとともに、日本を取り巻く安全保障情勢や、集団的自衛権行使容認問題を含む国内の政治状況などについて、各党のそれぞれの立場からの見解や決意、思いが表明されている。
７党の談話は以下の通り（敬称略）。
自民党神奈川県支部連合会会長 小此木 八郎
69回目の終戦記念日を迎えるにあたり、先の大戦で犠牲となられた全ての英霊に謹んで哀悼の誠を捧げます。自民党は、これからも過去の歴史と真摯に向き合い、戦没者の方々に対する敬意と感謝の心を伝え、先人から託された平和な日本を後世に引き継ぎます。そして、二度とわが国が戦争への道を歩んではならないと改めて決意し、世界の恒久平和確立に積極的に貢献していくことを誓います。
民主党神奈川県総支部連合会代表 金子 洋一
先の大戦において、尊い命を失った数多くの方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、悲しみや苦難を乗り越えてこられたご遺族の皆様に、深く敬意を表します。現在、尖閣諸島、竹島など国境の島々の安全が脅かされています。また北朝鮮の核開発も脅威です。私ども民主党は、国民の生命、財産を守るため、ふたたびわが国が戦争の惨禍にさらされぬよう全力をあげて活動してまいります。
公明党神奈川県本部代表 上田 勇
戦没者の皆さまのご冥福を衷心よりご祈念申し上げます。戦後、日本は一貫して平和国家として歩みつづけ、国際社会から厚い信頼を得てきました。残念ながら、今なお世界では戦禍が絶えません。日本は、非核三原則を順守し、軍事大国とならず、平和主義を国是としていかなければなりません。また、国連はじめ世界各国との協調の下、自国だけでなく世界の安定・平和に貢献していくべきです。
みんなの党神奈川県総支部代表 中西 健治
69回目の終戦の日が巡ってきました。先の大戦によって亡くなられたすべての人々に深く哀悼の意を表し、平和希求の思いを新たに二度と戦争への道は歩まないことを誓います。昨今の我が国を取り巻く緊迫した国際政治情勢の中、みんなの党は主権を維持し、領土を守り、国民の生命・財産を確保し、自由と人権を重んじる先進民主主義国家としての国益を守るため、全力を尽くして参ります。
日本共産党神奈川県委員会委員長 田母神 悟
日本が起こした戦争で犠牲となったアジアと日本の方々に哀悼の意を表します。いま、安倍政権が憲法解釈の変更によって集団的自衛権行使を容認し、日本が再び「海外で戦争できる国」づくりに暴走していることは世界と歴史への逆行です。日本共産党はみなさんと力を合わせ、反戦平和を貫いてきた党として、安倍政権の暴走ストップ、憲法を生かしたアジアと日本の平和実現に力をつくします。
結いの党神奈川県連会長 青柳 陽一郎
日清戦争から１２０年、第1次世界大戦から１００年の節目の年、再び戦争の惨禍を繰り返さぬよう誓いを新たにしたいと思います。折しも今、私たちの眼前で繰り広げられているのは、ガザやウクライナ、イラク、アフガニスタン等で起きている痛ましい紛争です。世界で唯一の被爆国として、こうした悲劇をどうしたらなくしていけるのか、国民の皆さんと共に思いを致す一日としたいと思います。
社民党神奈川県連合代表 福島 みずほ
今、日本は戦後ではなくて戦前を迎えつつあるのではないかという危機感を持っています。安倍総理は、集団的自衛権行使の解釈改憲を閣議決定しました。他国で戦争をする国にしてはなりません。日本の若者が他国で人を殺し、殺されてはなりません。第２次世界大戦でアジアでは２０００万以上の人の命が奪われました。そして得られたのが憲法９条であり、解釈改憲も明文改憲も許しません。
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