川崎市は16日、2014年度川崎市文化賞などを発表した。区内関係者では、劇団民藝(黒川649の1)の代表を務める奈良岡朋子さんが市文化賞を受賞した。昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーに所属するピアニスト細川千尋さんは、活躍が期待される若手に贈られる、アゼリア輝賞を受賞した。
文化賞などは、市の文化、芸術、地域社会、市民福祉やスポーツなどの各分野において尽力した個人や団体に贈られるもの。
劇団民藝の代表を務める奈良岡さんは、日本を代表する女優として活躍。1948年に第一期生として、民衆芸術劇場(第一次民藝)の研修生となり、50年の劇団民藝の設立に参加。舞台、映画、テレビなどで活躍し、文化庁芸術祭大賞、毎日芸術賞など数々の賞を受賞している。また、川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)に毎年参加。ほとんどの公演で主演している。黒川にある稽古場でも公演を行い、地域住民に舞台の魅力などを伝える活動を行っている。「劇団の地元である川崎市から賞を頂いて心から嬉しく思う。演劇創造の拠点を黒川に移して32年になりますが、さらに精進して心に残る舞台を皆さんにお届けしたい」とコメントした。
一方、細川さんは2歳でピアノを始め、クラシック部門で数々の賞を受賞。2013年にスイスで開かれたモントルー・ジャズ・フェスティバル・ソロピアノコンペティションでファイナリストに輝き注目を集めている。川崎市で行われているアルテリッカしんゆりやモントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさきに出演するなどの活躍が認められ、今回の受賞となった。
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