麻生区の木「禅寺丸柿」が王禅寺山中で発見され、今年で800年と言われている―。改めて地域資源である禅寺丸柿の周知を図るため、明日4日から「禅寺丸柿はっけん800周年記念スタンプラリー」が行われる(主催/麻生区役所、麻生観光協会)。昨年記念日として制定された21日には、「禅寺丸柿の日記念イベント」(主催/麻生区役所、麻生観光協会、禅寺丸柿保存会)などが開催される。
禅寺丸柿は1214年に星宿山王禅寺の山中で発見された日本最古の甘柿とされ、「柿生」という地名の由来にもなっている。
スタンプラリーは、4日に王禅寺ふるさと公園で行われる動物とのふれあいイベント「王禅寺ふるさと公園」を皮切りに、12日の「あさお区民まつり」、18日の「柿生禅寺丸柿まつり」、21日の「禅寺丸柿の日記念イベント」、25日に初開催となる「しんゆりマルシェ」、11月16日の「JA農業まつり」といった区内で行われる6つのイベントで実施。各会場の「麻生観光協会」のブースでスタンプを押し、スタンプの数に応じて禅寺丸柿のキャラクター「かきまるくん」グッズと引き換えできる。区地域振興課は「各イベントの相乗効果を図るとともに、この機会に改めて幅広い世代の方々に禅寺丸柿を知っていただきたい」としている。
また、2012年10月21日に「禅寺丸柿サミット」が開催されたことから800周年に向け昨年制定された「禅寺丸柿の日」に記念イベントが開かれる。メイン会場の区役所広場では午後1時から3時、原木の手入れや植樹活動などを行ってきた「禅寺丸柿保存会」のメンバーが歴史を語るほか、麻生区文化協会と柿生小学校児童による「禅寺丸柿音頭」、「かきまるくん」のパフォーマンスなどが行われる。サブ会場の新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキでは午前11時から午後0時30分、禅寺丸柿、各種柿の販売などが行われる。
後世へ伝承
今後、関連事業として、区はまだ植樹されていない小学校に禅寺丸柿の木の植樹を行い、区内すべての小学校に木を植え、後世への伝承、周知を図る方針。区地域振興課は「禅寺丸柿への愛着を深め、その歴史や魅力を後世に伝えていきたい」としている。
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