川崎市交通局は12月1日から、王禅寺口方面から新百合丘駅前に接続する市バス系統を新設した。開通した都市計画道路・菅早野線の一部供用開始にともなうもので停留所「白山南緑地前」が新たに設置された。
今回新設された系統は「新10系統・鷲ヶ峰営業所前〜裏門坂〜王禅寺口〜新ゆりグリーンタウン〜新百合丘駅前」。新百合ヶ丘駅や麻生区役所への利便性向上を図ることが目的。
これまで琴平下、王禅寺口などを利用する乗客は、バス1本で新百合ヶ丘駅や区役所に行くことができなかった。周辺住民からは「区役所などへのバスルートを作ってほしい」という声が交通局に寄せられていた。新たに開通した菅早野線を通るルートが設置されたことで、新停留所周辺の住民や王禅寺口などを利用していた乗客のアクセス向上が見込まれる。
グリーンタウン周辺に住む男性は「新百合ヶ丘駅、区役所などへのアクセスの選択肢が一つ増えたことで周辺交通が改善されたことはうれしい」と話す。
2路線を廃止に
一方、先月末までに「柿03系統・鷲ヶ峰営業所前〜裏門坂〜日生住宅〜新ゆりグリーンタウン」「柿03系統・新ゆりグリーンタウン〜日生住宅〜真福寺〜柿生駅前」の2路線は廃止となった。市交通局によるとバスルート新設にともなう周辺交通の見直しとしている。両区間ともに利用実態に合わせた措置で、新ゆりグリーンタウン〜柿生駅前間は1日1往復だったこと、鷲ヶ峰営業所前〜新ゆりグリーンタウン間は、新設されたバスルートで対応できることからそれぞれ廃止となった。
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