100年後を見据えて「緑」に関わるまちづくりをどう進めるべきか――。市民グループの横断組織「多摩丘陵緑地保全ネットワーク」(通称=たまよこネット)が12月6日、フォーラムを多摩区役所で開催する。
専門家の講演があり、市民と行政の両視点から川崎市内の緑地保全について考える。
登壇するのはランドスケープの専門家で中央大学理工学部の石川幹子教授。川崎市環境審議会の緑と公園部会部会長を務める。フォーラムでは長期的な視点に立った緑地保全のあり方について話す。
また市建設緑政局の担当課の課長が「川崎市緑の基本計画」について説明する。
たまよこネットは、多摩区と麻生区を中心に緑地保全や環境保護活動に取り組む市民団体や個人から構成される。宅地開発で緑地が減少する中、緑に関する市の計画や制度づくりが進んだことを背景として07年に設立された。これまでもフォーラムを開催し、行政と市民の協働による緑地保全の必要性を訴えてきた。
メンバーのひとり、松岡嘉代子さんは「石川先生は都市計画づくりや災害復興を通した市民参加のまちづくりにも尽力されている方。緑が減っていき、さまざまな環境問題がある中で、目先の緑ではなく、長い期間で緑地をどう保全していくかを地域の皆さんと考えたい」と来場を呼び掛けている。
会場は多摩区役所(多摩区登戸1775の1)6階601会議室。午後1時30分開始。参加費は資料代として500円。事前申し込みは不要。聴講希望者は当日、直接会場へ。
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