高石神社で12日、伝統の流鏑馬神事が執り行われた。
高石地区では江戸時代から流鏑馬が行われており、現在では流鏑馬保存会のメンバーらによって保存・継承されている。以前は馬に乗って矢を放っていたが、現在の馬に乗らずに立ったままで的を射る「歩射」という形式で行われている。
当日は、一般の参拝者が参加できることもあり、多くの人が集まった。初めに同神社の神主が五穀豊穣を願い、鬼門と裏鬼門の方向に矢を放ち、次に的を目がけて矢を放った。的に命中すると、その年無病息災の願いが叶うとされ、信徒会会長や保存会のメンバー、一般参拝者が矢を射て、命中すると太鼓とともに拍手や歓声が起こり、盛り上がりを見せた。
保存会の笠原尉共(やすとも)会長は「多くの方に来ていただきありがたい。無病息災、五穀豊穣を願い、みなさまにとってもよりよい年になってもらいたい」と話した。
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