千代ヶ丘小学校で12日、同校の4年生の児童約100人が、地域の伝統野菜である万福寺人参を収穫した。授業の一環として行われ、万福寺人参を継承・保存する「万福寺人参友の会」の高橋清行会長=人物風土記で紹介=が指導にあたった。
同校では、希少価値の高まる伝統野菜を継承しようと、15年ほど前から種まきや収穫の授業が同会の協力のもと行われている。順調に成長すると60cm以上になるという長さが特徴的な万福寺人参を、児童たちは力一杯引っこ抜いていた。大きな物が獲れると嬉しそうに高々と掲げていた。児童の一人は「大きくて一人で抜くのが大変だったけど、楽しかった」と話した。
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