発生から4年の月日が経った東日本大震災で、川崎市消防局の職員は宮城県や福島県へ派遣され、救出活動を行った。今後もこうした事態に備えようと、麻生消防署はこのほど、被災地への派遣想定訓練を同消防署で行った。
訓練は他県で地震が発生し、緊急消防援助隊として被災地へ派遣されることを想定し、2日間にわたって実施された。同消防署特別救助隊10人が参加し、緊張感あふれる中、テントを設営しての野営・宿泊訓練、資機材の点検や整備といった出動の準備、重装備をしながらの90分の徒歩訓練、倒壊した家屋内からの救出訓練が行われた。
松澤孝行署長は「長時間にわたる訓練で緊張感も含め、各隊員がさまざまな事を確認できたと思う。被災地の活動環境は厳しく、困難な活動が予想されるが、いざという時には今回の訓練を活かし、迅速に対応し、多くの人命救助を行ってもらいたい」と話した。
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