4月25日(土)から5月2日(土)まで、アルテリッカしんゆり2015公演の一環として川崎市アートセンターで上演される音楽劇「母さん〜サトウハチローの詩と母のものがたり〜」。
童謡「リンゴの唄」「ちいさい秋見つけた」など、今でも歌い継がれる作品を遺した作詞家であり、放蕩な性格でもあったサトウハチローと、その母親にまつわる物語である今作品の演出を手掛けたのが演出家・脚本家で、昭和音大准教授の横山由和さん(61)=麻生区高石在住=だ。
芝居であり、ハチロー楽曲のコンサートとしても楽しめる今作品について横山さんは「彼の人生観は戦争を通して変遷していきます。今回は人間にとって大切な平和と、家族への思いを伝える作品になりました。これらは今この時代に大事なものだと思います」と語る。
自身の思いもアクセントに
NHKの「おかあさんといっしょ」に携わるなど、横山さんにも母親に対する特別な思いがある。「母が病気がちで入院が続くと親戚に預けられたりしたことも多かったので『何で自分には元気なお母さんがいないんだろう?』って勝手な思いがありましたね。48歳で亡くなった時は本当に後悔しました」。
今回は一番大切な絆について、自身の経験を少々のアクセントに、男性目線で作り上げた。「ハチローの物語ですが、愛を確認する為に反抗してしまう世の中の男性全般の話です。若い世代にも観て欲しいし、往年の世代にも懐かしく感じて貰えると思います」と横山さんは話している。
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