相模原市で先ごろ開催された県高校総体水泳競技大会で、桐光学園1年の大崎威久馬選手=写真=が平泳ぎ100mと200mで優勝した。200mでは大会記録を更新するなどの好成績で、大会最優秀選手賞も獲得した。
前評判としては目立った存在ではなかったが「桐光の選手として初めて出場するので、総合優勝に貢献できる泳ぎを」という意気込みで出場した大崎選手。平泳ぎ2冠に加え、400mメドレーリレーのメンバーとして2位にも入り、同校総合優勝の一端を担った。
大会記録を更新した200m平泳ぎの決勝は優勝候補の注目選手と同じ組に。スタート直後からスピードを活かしトップをキープしながら、相手の泳ぎを見極めて徐々に差を伸ばしそのまま勝利した。「相手の泳ぎと自分の泳ぎの感覚とタイムを見ながらレース運びが出来た」と冷静に振り返る大崎選手。水泳部の森順一顧問も「歴代の優秀な選手の中にも、泳ぎながらその時のタイムや自分の泳ぎを見極めるタイプが多かった。大崎にもその要素がある」と将来性を期待する。
全国での優勝と東京五輪目指し
大崎選手が水泳を始めたのは1歳の時。喘息を改善させようというのが目的だったという。「しばらくは週1回通っていたラグビー教室の方が楽しかったんですが、小4の時に水泳の全国大会で優勝してからその面白さが分かりました」。実はその時以来、全国の舞台での優勝から遠ざかっていることもあり、次の関東大会を突破し、インターハイ優勝という思いは強い。
どんな大会でも実力を出して勝てる選手を目指し、目標としているのは「2020年開催の東京五輪出場」だ。昨年度、日本水泳連盟の強化選手になり、今年も強化合宿への参加を目指す大崎選手。「得意のスピードを活かすなら100m、駆け引きが出来る200mも好きなので、今はどちらも目指していきたいです」と意気込みを語る。
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