「はい走るよ!」「ここでボックス!」とスタジオ内に響く声。音楽にのって楽しそうにダンスを踊る子どもたち。多摩永山教育情報センター(小田急永山駅徒歩5分)にあるダンススタジオで活動を行っている「ダンススクールuno」のレッスン風景だ。
ここに通うのは、特別支援学級の子どもたち。月に2回(土曜)、同所でダンス講師brownさんの指導のもと「音楽に合わせて楽しく体を動かすこと」を目的に活動を行っている。「子どもたちが楽しそうに踊っていて成長もしている。親も一緒に踊ったり、楽しくやっています」。そう話すのは、2014年春に同スクールを立ち上げた川崎市麻生区在住の星野さゆりさんと大野貴子さんだ。
「仲間を増やしたい」
2人とも、はるひ野小学校特別支援学級に籍を置く障害を持つ子どもの母親。「子どもたちは体を動かしたいんです。でも運動機能に遅れがあったり、人が多い所が苦手だったり、指示に従えないといったそれぞれに抱える問題があるため、習い事に通いたくても受け入れてもらえないことが多くて」。そうした理由から自分たちで新たにスクールを立ち上げた。
現在は、川崎、多摩、稲城の特別支援学級に通う小学生20人がスクールで楽しく踊っている。「同じ境遇の方がまだいると思う。仲間を増やして継続してやっていきたい。ぜひ体験、見学に来ていただけたら」と話している。詳細は、星野さん【携帯電話】090・8041・8999、大野さん【携帯電話】090・9675・2745へ。
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