福田紀彦市長が直接市民から意見を聞く「区民車座集会」。麻生区役所で先月26日、区では3回目となる「車座」が開かれ、福田市長と地域住民の活発な議論が行われた。
従来は公募で参加者を募集していたが、今回はスタイルを一新し、テーマごとに選定された地域団体が事例発表を行い、その後意見交換を行った。5団体14人が参加し、21人が傍聴に訪れた。
「防災」について発表したのは新百合ヶ丘自治会。要援護者のいる世帯を中心とした「向こう3軒両隣」の5世帯全体が支援者となり、見守りや避難支援を行う体制を整備した事例などを話した。
「高齢者支援」について発表した金程富士見会は「一人暮らしの方」「老夫婦の家庭」「病気・障害の方」などの見守りを町会組織で行っていることなどを語った。
「岡上町内会」は、高齢者の一人住まいや幼い子どもがいる世帯の生活を地域全体で支える活動を民生委員と連携して実施していることを発表。
こうした事例発表から、要援護者の情報共有の仕方、民生委員の負担増、担い手不足など地域に共通する課題が抽出された。
そのほか、発足から今年で11年を迎えるはるひ野町内会は「コミュニティづくり」、麻生区町会連合会は安全で安心して暮らせる街づくりを目指した「町会・自治会活動」について発表を行った。
福田市長は「地域をつくっている自治会・町内会の現場の声やそれぞれの地域の課題が聞け、制度のところまで深い議論ができ、非常によかった。いいモデルは、他の区に伝えていくということもやっていきたい」と述べた。
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