学生などの若い世代による社会貢献や地域活動を活性化させていきたい――。
区内王禅寺在住の東海大学3年生、千葉翔遥さん(21)は横浜や川崎で生活困窮者や高齢者を支援するボランティア活動を独自に行っている。若い世代と交流を求める人とのちょっとした話し相手から、場合によっては就労支援のサポートまで、地域に足を運びながらの取組みを高校生の時から継続している。
小学生の頃に体験授業の一環として訪問した高齢者施設で入居者とふれあい「おじいちゃんおばあちゃんと交流していくうちに、僕ら子どもと話をして喜んで貰えるんだということを知った」というのが活動の原点だという。その後、十代半ばの頃には川崎市のチャリティイベントにメンバーとして参加するなど、福祉の充実で地域を活性化させようと時には個人で、時には友人たちに声をかけながらボランティア活動を続けてきた。高校生の時に始めたのが地域で孤立しがちな生活困窮者などの支援活動だ。
より住みよい地域へ
「精神疾患などで心を閉ざしているような方でも実は交流を求めているんです。若い世代の自分たちが行政とは違うアプローチで解決できることはあると思っています」と話す千葉さん。就労まで支援して何人かは社会復帰するなど、やりがいも生まれているという。「若者による地域貢献はこれからの時代で大事だと思います。自分の活動を賛同してくれる若い世代が増えていけば川崎はもっと住みよい街になると思います」。
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