岡上分館長としてまちづくりに尽力する 中村 一真さん 幸区在住 52歳
「地域コミュニティの拠点に」
○…麻生市民館の分館である岡上分館の館長に、今年4月に就任した。「岡上は自然が多く残っていて、閑静で非常に環境のいいところ。分館を地域コミュニティ創造の場にしていきたい」と意気込みを語る。岡上にやって来て感じたまちや人々の印象は、顔なじみの人が非常に多いということ。「分館のことも、私よりも利用者のみなさまの方がよく知っている」と謙遜する。
○…横浜市に生まれ、川崎市幸区で育った。大学在学中から川崎市職員となり、川崎北部市場、緑ヶ丘霊園事務所、高津区役所地域振興課、宮前区役所区民課など、これまで幅広く、多くの職場を経験してきた。特に高津区地域振興課では、地元の町会、自治会との連携を行っており、岡上でもその手腕に期待がかかる。「地域振興課の時より、分館ではより多くの地元の方と、直接顔を合わせることになると思うので、楽しみ」と語る。
○…子どもの頃から過ごしている幸区日吉地区の風景は、岡上の自然風景と重なる。幼い頃は田んぼでザリガニ獲りやセミ獲りをして遊んでいた。現在も趣味は園芸で、夏みかんやゆず、桃、ぶどう、さくらんぼなどを自宅の庭で育てているという。「将来の枝ぶりを想像して、剪定していくのが面白い」と微笑む。岡上分館でも育てている野菜を利用者へ提供することがあり、その様子を温かく見守っている。
○…地域の団体やサークルが利用する岡上分館は近年、若者の利用者減が課題であったが、「ここ最近は、三味線の団体だけでなく、軽音楽やジャズ、演劇など若い世代の利用も増えてきた」と語る。市民が企画提案し、分館と協働で行う市民自主学級・企画事業もあり、「多くの方に、積極的に企画を提案していただきたい」と呼びかける。「地域の人々、小学校や大学、施設とも連携し、岡上分館を拠点に、地域密着でまちを活性化させていきたい」と語った。
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3月29日
3月22日