全国花のまちづくりコンクールで優秀賞を受賞した吹込クローバーの会で代表を務める 阿部 貴紅子さん 王禅寺東在住 69歳
自分が出来る事で街の役に
○…尻手黒川通りの吹込交差点にある花壇と植栽帯を2011年から整備する団体の代表。このほど「第25回全国花のまちづくりコンクール」で応募1624件の中から県内唯一の優秀賞を受けた。段ボールコンポストなどを活用して、家庭から出る生ごみをたい肥に変え、無農薬の土づくりなどが評価されての受賞を「花壇だけでなく、生ごみリサイクルの取組みも認められたのが本当に嬉しかったです」と笑顔で振り返る。
○…小田原生まれ。英語に興味を持ち、学生時代から外国人観光客向けの添乗員などを行っていた。結婚後、夫の海外転勤で欧米やアジアなど、念願の海外生活を実現したが、この経験が今の活動へと繋がっていく。「4年間暮らした香港のマンションで瓶も生ごみも一緒に投棄するダストシュートを目の当たりにして何とかならないかな、と思ったことが最初のきっかけです」。帰国後に廃棄物の分別の重要性などを学び、1995年から有志で「かわさき生ごみリサイクルの会」をスタートさせ、普及に努めてきた。
○…古着などを回収し、その売上を寄付する「麻生・環境を考える会」でも代表を務める他、様々な団体に所属するなど、リサイクルを軸に据えた活動は今でも活発だ。「なんでこんなに色々やっているんだろうと思うこともありますが、それぞれの活動でかけがえのない方々に出会うことが出来たのが続けている大きな理由です」。現在は夫と2人暮らしで、15年来の趣味でもあるゴルフと3人の孫との交流が束の間の息抜きとなっている。
○…循環型社会の重要性と、街のために仲間と何か役に立ちたいという思いで「まずは自分で出来ることを考えながら、それを続けられるうちは続けていきたいです」。これからのことを訊ねると「今回のコンクールで賞を獲った他のところをみんなで巡りたいねって話しているんです」と笑顔で話してくれた。
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3月29日
3月22日