川崎市立岡上小学校の3年生児童約50人が11月27日、総合的な学習の時間の一環として、同小が管理する畑で育った大豆の収穫作業を行った。
これは岡上地域で納豆の製造、販売などを手がける株式会社カジノヤ(梶俊夫代表取締役)が、同小3年生を対象に実施している取り組み。納豆の原料である大豆の栽培や収穫体験を通じた食育活動を行うことで地域に貢献していくことが目的だ。
今年7月上旬、同小正門前の畑約16・5平方メートルで同社スタッフの指導で児童が大豆を植え、その後は観察や草取りなどが行われていた。
収穫の日を迎えたこの日は、在来種である中粒「津久井大豆」の生育した苗が約50人の児童によって手際よく引き抜かれ、さやをもいで行った。児童たちは同社スタッフから大豆に関する話や収穫方法などを聞きながら、一緒になって作業を行っていった。
参加した梶光則常務取締役は「岡上の地域だからこそ続けられる行事だと思います。食育の活動ということが前提ではありますが、この大豆が納豆になる不思議な感覚や、育てて収穫する一連の作業を楽しんでもらえたら嬉しい。地域企業として食の大切さを伝えていきたい」と話していた。
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