市政報告 福祉的な視点でコミュニティ交通の拡充を! 川崎市議会議員 花輪 孝一
超高齢社会を迎え、麻生区内では交通不便地域を中心に、コミュニティ交通の導入を求める声が多く寄せられています。
今までも、市議会の質問などで何度も取り上げ、また、超党派の麻生区選出議員団として市長宛に毎年、要望書を提出し、その拡充を求めてまいりました。
現在、高石地域の方々を中心とした「山ゆり交通事業運営委員会」が主体となって市内初のコミュニティバス「山ゆり号」が運行されています。また岡上西地区においても、協議会が設置され、コミュニティ交通導入に向けての検討が始められました。
しかしながら、地域が主体の取組みはもちろん重要ですが、点と点を線で結ぶようなやり方には限界があります。身近な区役所が交通不便地域解消に向けて、地域との協働で区内全域をフィールドに、ワークショップなどの手法を用いて推進していくような新たな展開が必要です。
実際にコミュニティ交通の利用が想定される方々は、高齢者や障がい者、小さなお子さんを連れたいわゆる交通弱者であり、主体となって取組んで頂いている地域の方々にも高齢化の波が押し寄せています。
是非、社会福祉的観点から、行政、なかんずく区役所が推進力になり、地域のニーズや道路状況などに合った様々な手法について検討し、積極的にその地域にふさわしいコミュニティ交通の導入に取組んでいくべきです。
今後とも、地域と行政をつなぐ架け橋としてしっかりと努めてまいります。
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