木管や金管、打楽器の重奏で競い合う「第21回東関東アンサンブルコンテスト」(東関東吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学校部門が1月24日、栃木県で行われた。麻生区内からは川崎市立西生田中学校の吹奏楽部生徒がフルート三重奏で初出場し、銀賞に輝いた。
初の快挙を果たしたのは、同校吹奏楽部の林田美月さん、松村紗里さん、土屋凛果さん(ともに3年生)の3人。これまで同校は、県大会まで進出することはあったが、東関東大会には今回初めて出場した。東関東大会の中学生部門には神奈川、千葉、茨城、栃木の4県の支部大会、県大会を勝ち抜いた29団体が出場し、計12団体が銀賞を受賞。そのうちの1団体に選ばれた。
林田さんは「他の団体がみんな強いので、その中で銀をとれただけでも満足」と話す。松村さんは「県大会が目標だったので、東関東に出場し、貴重な経験ができてよかった」と語った。 本番ではあまり緊張しなかったという3人。「心が通い合っている」と話すほど、ピタリと息の合ったフルート三重奏を披露することができたと振り返る。「1、2年生の時に上手な先輩に教えてもらい、基礎がしっかりして、音色などに磨きがかかった」とも分析する。
また、川崎支部大会は昨年11月から始まり、ともに受験生ということもあったので、練習時間を工夫した。土屋さんは「朝や放課後など比較的短い時間で集中して練習をした。3人とも受験で勉強との両立が大変だったが、東関東で銀をとれ、すごくうれしかった」と話す。
この春、中学を卒業後、高校は別々の道を歩むことになりそうという3人だが、「大学でもう一度めぐりあい、また一緒に吹奏楽をやることが夢」と語りあっていた。
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