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麻生区版 公開:2016年3月4日 エリアトップへ

「災害に強い写真」を商品化 (株)面影屋(高石)の湯浅さん

社会

公開:2016年3月4日

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耐水・耐火仕様の写真パネルを持つ湯浅さん(上写真)
耐水・耐火仕様の写真パネルを持つ湯浅さん(上写真)

 もしもの時でも大切な1枚を失わないで欲しい―

 麻生区在住の湯浅夏奈さんが立ち上げた(株)面影屋=区内高石=がこのほど耐火性、耐水性に優れ、災害などに強い写真「エバーフォト」の販売を開始した。

 エバーフォトは、約1ミリの厚みで特殊な耐久加工を施したアルミプレートに、熱と圧力で写真を転写プリントする商品。2007年からインターネット印刷の通販比較サイトを運営していた同社が、転写技術を持つ都内企業の商品に、女性ならではの価値観を付加することで実現したものだ。

 今年3月で5年が経過する東日本大震災や、鬼怒川決壊などで大きな被害をもたらした昨年の集中豪雨といった自然災害は、そこで暮らす人の思い出の写真も消失させる。写真洗浄などのボランティア活動に関心を寄せていた湯浅さんが「プリント業界に身を置く者として何か解決策を」との思いから「災害に負けない写真」の商品化を企画した。

 「プレートに転写した写真、という商品では購買に結び付かないはず」。子育て中でもある湯浅さんは知り合いのママたちに意見を募り、落書きも洗い流せて、装飾シールも貼ったり剥がせたり、何よりプレートだけで部屋に置くことが出来るといった、楽しむ要素をアピールすることにした。

 湯浅さんは「1枚3000円ほどするのでとっておきの1枚を残して欲しいです。デコレーションなどで楽しめる写真として広まってくれたら嬉しいです」と話す。今後はフォトコンテスト景品や被災地への提供なども検討していきたいとしている。エバーフォトに関する詳細は湯浅さんが運営するHP「コドモノ!」(https://kodomono.natuna.jp/)で確認できる。

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