等々力陸上競技場を本拠地にするサッカーJ1リーグ川崎フロンターレは、3月5日のホーム開幕戦で湘南ベルマーレを迎えた。
神奈川ダービーは、互いに持ち味を披露する白熱の一戦となった。フロンターレは細かいパスワークで何度もゴールに迫る攻撃力を見せると、湘南は豊富な運動量と体を張ったプレーで応戦。結果は4対4の同点だったが、大久保嘉人選手、小林悠選手、森本貴幸選手と攻撃の核となる選手が得点を決め、見ごたえのある試合となった。また、お笑いコンビ「パンサー」の尾形貴弘さんの始球式や、創設20周年の記念につくられた長さ145メートルのビッグフラッグが披露されるなど、詰めかけたサポーターを楽しませていた。
親子で観戦した稲城市在住の野口直樹さんは「FW陣の頑張り、特に森本選手が移籍後初得点を取れて良かった。今シーズンはぜひタイトルを」とエールを送り、俊輔くん(12歳)は「色々な得点パターンを観ることができて楽しかった。大久保選手の気迫あふれるプレーに心打たれた」と話した。
この日は、同チームの後援会会長を務める福田紀彦市長も観戦し「チーム20周年の節目に初タイトルを(後援会も含め)全員の力で勝ち取りたい」と述べた。
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