4月1日付で麻生区長に就任した 北沢 仁美さん 幸区在住 58歳
元気な街になる取り組みを
○…麻生区政で初となる女性区長として「区民の皆様のために働くことが出来るという期待と、トップとしての重責を感じています。麻生区には自然や大学といった魅力あふれる資源もあり、芸術や文化を活かしたまちづくりに関わることが出来るのが嬉しい」。4月最初の週末には麻生川桜まつり会場で関係者らと交流するなど「地域に出ていくのが区長の仕事」という思いを早速行動に移している。
○…川崎区生まれ。会社員勤めを経験した後、「人の為になる仕事を」と川崎市役所へ。「市役所業務ということで窓口での市民対応を想像していましたが、いざ入ってみると業務が多岐に渡っていて本当に驚きました」と当時を振り返る。82年7月に多摩区から分区して麻生区が誕生したタイミングで麻生区に配属されたが、それ以降は主に保健行政やシティセールスなどを担当。久しぶりの麻生を「市役所がある川崎区とは景色が全然違う。文化や自然があって素敵な場所に来たなって実感しています」。
○…30代で健康運動指導士の資格を取得し、マラソン大会への出場やテニスを楽しんできたが「今はもっぱら身体のメンテナンスに時間を使っています」と笑う。現在は束の間の休息で表千家の茶道をたしなみ、ピアノにも挑戦中。「お茶は伝統文化への憧れもあって始めましたが空気感に魅了されています。ピアノはクラシックを習っていますが人に言えるレベルではないですね。一回始めるとこだわってしまうんですが、どちらも楽しみながら続けています」。
○…麻生でも進む高齢社会への波に対し、健康増進に取り組んできたキャリアから「見守られる側だけでなく、見守る側も健康になれるように、地域包括ケアの政策を推進して麻生が元気な街になるよう取り組んでいきたい」と意気込みを語る。新たな「麻生の顔」として、より多くの人と会って街を知り、顔の見える関係を築いていく。
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