柿生郷土史料館タイアップ企画 柿生文化を読む 第78回 小沢城(2) 後編文:小島一也(遺稿)
【前回から続く】
小机城に逃れた長尾景春を太田道灌(上杉勢)は翌文明十年(1478)城攻めしています。小机は神奈川湊から鶴見川を利用して船行の便のある水陸交通の要地(後述)で、小机城は海抜4〜50m、2つの峯に分かれた堅固な城で、両軍は鶴見川をはさんで対峙すること2ヶ月、その折詠んだ道灌の狂歌が、「小机は まずまず手習いの初めにて いろはにほへと ちりぢりになる」〈現資生堂の台地からと伝承〉で、その逸話の通り小机城は落城、長尾景春勢を散り散りに逃亡させています。
こうして長尾景春の乱が終了、道灌の努力で、文明十二年(1480)、長い間抗争してきた足利公方成氏と関東管領上杉家との和睦が成立、平和が訪れますがそれは束の間、文明十八年(1486)、太田道灌の死が新たな紛争を巻き起こし、再三再度小沢城は戦火に見舞われることになります。
参考文献:「川崎市史」「横浜市史」「稲城市史」「読める年表 日本史」
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