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川崎市保育所対策 マンション開発に制度導入 重点地域を策定

社会

掲載号:2016年6月17日号

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 川崎市は人口増加に伴う保育需要に対応するため「(仮称)市保育所等整備協力要請制度」を10月に導入する。マンション等の開発事業者に対し、強制ではないが保育所等の自主整備や保育所への寄附金を要請する。

 大型集合住宅の開発で人口増加が進み、保育所の利用申請数も増えている川崎市。これまでも保育受入枠の拡大を図ってきたが、保育所の整備費用も近年増加。2009年度の約4・5億円に対し、今年度は約18・9億円が見込まれるなど高い水準で推移している。

 市は今後人口と保育需要の増加が見込まれる地域について重点的な整備が必要となるため、マンション開発事業者に対しても一定の協力を要請する必要があると判断。制度導入を決めた。

 同制度は今年度以降、主に市内各駅から1Km以内の重点要請地域(表)で、世帯用住戸(床面積60平方メートル以上)50戸以上の共同住宅を計画する開発事業者に、小規模保育事業所や認可保育所の自主整備、または住戸1戸当たり30万円を基準とする寄附金の要請を行う。自主整備された保育所は認可保育所として活用するほか、寄附金は認可保育所等の整備費用に充てる。

 市はこれまでもマンション開発事業者に保育施設の自主整備を促してきたが、昨年度実績は1件のみ。新たな制度も強制力はないが、これまでの条例では無かった明確な基準が設けられたことで、市の担当者も具体的に勧められるほか、業者側も目安があることで、協力しやすくなるというメリットが考えられる。

 「今後は市の姿勢をはっきりと示せる。開発業者側もマンション等の売りにもなると思うので施行後の効果に期待したい」と市の担当者は話している。

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