川崎麻生ロータリークラブの第25代会長に7月1日、就任した 志村 幸男さん 琴平神社宮司 63歳
人を喜ばせる為に「輪」描く
○…来年2月に創立25周年を迎える川崎麻生ロータリークラブの会長に就いた。「世界のいろいろな方と交流をもちながら、平穏な世の中が構築されるように活動していきたい」と語る。活動の軸として掲げるのは「親睦と奉仕」「人類に奉仕する」「地域」「家族」「復興支援」の「5つの輪」だ。「今年は五輪もありますからね」と笑う。そのほか、新たに「卓話バンク」を始め、ロータリアンがいろいろなクラブを卓話してまわり、会員の意識やスキルの向上をはかる。
○…相模原出身。区内の琴平神社の宮司としても顔が広い。大学卒業後、縁あって志村家に入り、鍛練を積み宮司となった。画家としても活動しており、2007年に同神社が火災にあい、本殿の63枚の天井画が焼失した時には、本殿再建時に自ら筆をとって復元した。「この復元は私の使命だと思った」と振り返る。また、地元の歴史を学べる史料館の開設、子ども向けに夏休みに行っている墨画教室など、常に地域に目を向けている。「墨画教室でスイカ割りをすると、子どもたちが喜んでくれるんだよなあ」と、今年は8月19日に納涼流しそうめんも企画している。
○…絵画に目覚めたのは中学生の頃。担任が美術の教諭で「似顔絵を描いたら褒められたのがきっかけになり、夢中になっていった」と振り返る。歴史ある美術公募団体「白日会」で入選するなど受賞歴も多く、1年に50点ほどのペースで描きあげている。「朝早く起きて、御勤め前に描くのが、なんだかいい」と微笑む。
○…RC(ロータリークラブ)の活動でも区内の身体障害者を対象とする福祉施設にひまわり画を贈り、「険しい道のりかもしれないが、ひまわりがいつも見守っている」という思いを込めた。「利用者の方々がものすごく喜んでくれて印象に残っている」と語る。「おこがましいかもしれないが、日本が一つになっていけるようにRCの活動をしていきたい」
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