麻生区役所で16日、福田紀彦川崎市長が直接市民から意見を聞く「区民車座集会」が開かれた。麻生区で4回目を迎えた今回は、他区に先駆けて「若者の地域参加」をテーマに意見交換が行われた。
車座には、区内の昭和音楽大学、田園調布学園大学、日本映画大学、和光大学の学生、区町会連合会のメンバー18人が参加。約20人が傍聴に訪れた。
各大学の学生から事例発表が行われ、昭和音大の音楽療法コースの学生からは、区内百合丘の住宅「サンラフレ百合丘」の集会室などで子どもから高齢者までに向け行われている音楽療法のボランティア活動が紹介された。音楽を通して地域とつながる活動に、福田市長は「世代をつなぐものとして有効なので、ぜひ他の地区でもやっていただきたい」と話した。
また、田園調布学園大からは子どもが社会の仕組みなどを学ぶイベント「ミニたまゆり」、日本映画大からはキャンパスのある白山のまちづくり協議会とのかかわり合い、和光大学からは黒川地区で行われた野外アートイベント「サトヤマアートサンポ」、鶴見川などの環境保全サークル「かわ道楽」と岡上地区の人々との交流などの活動が紹介された。
区町会連合会のメンバーからは「すばらしい活動だと思ったが、初めて聞く取り組みもあった。周知が必要では」といった課題も出てきた。福田市長は「取り組みを継続して、違った活動も生まれてくるように、さらに広めてもらいたい」と語った。
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