区内高石に残る緑地の保全を目的に地元住民らが立ち上げた「高石みどりの会」(大森雅也会長)が活動を活発化させている。同会では8月21日(日)に、同緑地で自然に触れ合うネイチャーゲームの開催を予定している。
高石特別緑地(区内高石5の2)はかつて私有地だった竹林を川崎市が譲り受けた約3000平方メートルの傾斜地。市は2009年に竹を伐採し、木々の植樹を行ったが、その後は閉鎖緑地として住民が立ち入ることはできない場所となり、草木が生い茂る状態だった。14年秋に区民ボランティアが緑地を整備した際に、整備に参加した大森会長らが「地元住民の手で継続的に整備していこう」と作られたのが高石みどりの会だ。
「私を含めて地元に森があることを知らない人が多く、せっかくだから自分たちで森を守っていこうと集まったのが最初です」と大森会長は話す。15年春から月1回の自主的な整備を開始。今年からは会則を設け、行政から活動の助成を受けるなど、会を組織化させて活動を継続している。
活動の本格化に伴い、同会では地域コミュニティを育む場としての緑地活用をテーマに、今年6月には緑地での観察会を実施。自然体験の2回目の企画として行われるのが、様々な世代が楽しめるネイチャーゲームだ。大森会長は「まずは地元の森を知ってもらうことと、一緒に緑地を守って頂くメンバーも増やしていきたい」と語る。
21日に催されるネイチャーゲームは午前9時から11時に実施され、現在参加者(先着30人)をメールとファックスで募集中。催しや高石みどりの会についての問い合わせはメンバーの飛永さん(【電話】・【FAX】044・712・3088)へ。
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