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麻生区版 公開:2016年9月30日 エリアトップへ

日本人初のネパール舞踊家として文化交流などを行っている 岡本 真宥さん 和光大学非常勤講師 51歳

公開:2016年9月30日

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ネパールと真の国際交流を

 〇…ネパール舞踊を中心に、民族文化の研究を30年以上にわたり続けている。今秋、日本とネパール両国の山伏を繋ぐ文化交流を行っており、12月にはネパールで双方の山伏による火渡りや寺院・史跡見学などのツアーを予定。「ネパールは、経済規模は小さいが、困っている人を助けたり感謝の気持ちを当たり前に持っていたりと、多くの人に信仰心が残っていて、笑顔が素晴らしいです。私たちは支援しているネパールから学ぶべきことが多い」。

 ○…中学から高校、大学と和光一筋。幼少時から拠り所として続けていたモダンバレエやジャズダンスの先生になりたいという思いは、大学1年時のバリ島旅行で一転した。「踊りを習いに行ったんですが、演者と観客が感情を共有している姿に衝撃を受けました」。その後、世界の踊りを学ぼうと決心したが、最初に訪れたネパールでその魅力にはまってしまった。アルバイトで貯金をしてはネパールで踊りを学ぶ生活を送った。大学卒業後は日本でパフォーマンス活動などを続けたが30代で一念発起し、ネパールの国立女子大に入学。寺院に伝わる密教の行舞など、本格的に舞踊を学んだ。

 ○…現在は和光大などで伝統舞踊など芸能文化の大切さを学生に伝えている。「ネパール一色の暮らしは変わりませんね。朝起きたら儀礼をして、踊って、働いて暮らしています」と笑う。時折、楽しんでいるのが丹沢や奥多摩での沢歩き。「自然の中に身を置くと自分も地球の一部なんだと、元気をもらえるんです」

 ○…「ネパール密教を深めていくのに日本の密教を学びたい」と昨年8月、比叡山で天台宗の尼僧となった。今後はパフォーマーから、密教修行と伝統舞踊研究に専念することを目指す。大震災や数年ぶりの憲法公布を発端とする国境封鎖など、復興がままならないネパールを文化交流やツーリズムで応援しようと、今後も情熱を傾ける。

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