神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2017年1月13日 エリアトップへ

全国で活動する子ども向け音楽劇の劇団「山の音楽舎」代表を務める 川中 美樹さん 多摩美在住 51歳

公開:2017年1月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

豊かな子どもをより多く

 〇…音楽劇や遊び、アートのWS(ワークショップ)などを全国の親子劇場・子ども劇場、首都圏の保育園や幼稚園、小学校で行う「山の音楽舎」を立ち上げて20年目。2月にあさのみ保育園で親子向け公演を行うほか、7月にはポーランドの乳幼児芸術フェスティバルに参加。「世界の演劇シーンは乳幼児に目を向けている。私たちは日本の伝統的な子育てを伝えるわらべうたを中心にした演目で、日本の歌や精神性を世界に伝えたい」と初の海外公演を心待ちにする。

 ○…大阪に生まれ、小学校教師をめざし大学に進学したが、4年生の時に京都で観たオペラシアターこんにゃく座に衝撃を受けた。「やりたいことがここにあった」と、夜行バスで東京に通い公演を追いかけ「大反対の両親を口説き落として座の研修所に入りました」と当時を振り返る。こんにゃく座では公演のピアニスト、音楽スタッフとして活動。結婚と育児で座は退団したが30代前半の時、娘が通っていた保育園でオリジナル作品を上演したことから乳幼児向けの舞台依頼が増え、山の音楽舎設立へと繋がっていった。

 ○…年に数回の地方ツアーや各地での公演にWS、講座などの合間に稽古や研修が入り込む多忙な暮らしを続ける。「大阪から移住した母親がサポートしてくれているので、チームで子育てをしてきた感じ」と笑う。活動を見て育った大学4年の娘はダンサーとなり、最近では山の音楽舎公演に出演するなど、嬉しい出来事も生まれている。

 ○…これまでふれあってきた子どもは12万人以上。活動の行動基準は「私がやる必要があることをやる」。子どもたちに必要なのは身体を動かし、声を出して言葉を豊かにしていくことだという。「豊かに育つ子どもをどうしたら増やせるのか、制度面も含めて考えたい。大変ですが、子どもたちと深いところで出会える、こんなに幸せな仕事は無い」。満面の笑みが充実した暮らしを物語っている。

麻生区版の人物風土記最新6

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

瀬川 祐輔さん

川崎フロンターレでミッドフィルダーを務める

瀬川 祐輔さん

横浜市在住 30歳

2月16日

上戸 すみ子さん

先月、麻生市民館で共同作品展を行った「籐・手工芸ふきのとう」の代表を務める

上戸 すみ子さん

高石在住

2月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook