麻生区版 掲載号:2017年3月17日号 エリアトップへ

日本民家園「民技会」 民具の技術、後世に 「昔の暮らし」保存し伝承

文化

掲載号:2017年3月17日号

  • LINE
  • hatena
縄ないに挑戦する児童ら
縄ないに挑戦する児童ら

 開園50年を今年迎える日本民家園(多摩区枡形)で伝統技術の保存、伝承に尽力する市民団体「民具製作技術保存会」、通称「民技会」。わら細工や竹細工、機織りなど後継者不足が課題とされる技術を後世に残そうと、多摩区内外で活動を続けている。

 「わらをねじるのって難しい」「途中で切れちゃった」――。多摩区の下布田小学校で先月行われた、民技会によるわら細工づくりの基本「縄ない」の体験授業。わらを横づちでたたき柔らかくした後、両手をこすり合わせるようにねじりながら絡ませ、1本の縄をなう。会員から直接手ほどきをうけた磯谷亜瑠(あんり)君(11)は「楽しいけど難しい。昔の人は大変だなと思った」と感想を口にした。同校で3年前から続く活動だ。

 民技会は、人々の暮らしが近代化していく中で急速に失われていく民具作成の技術を保存、伝承していこうと、日本民家園の協力で1973年に発足。会員全員が手仕事で作業を進め、技術を教え競い合いながら実技中心で活動を続ける。会長の中島安啓さんは、大切にする信念の一つに「現代に合わせて民具をアレンジせず、昔の形や技術、機能をそのまま保存していくこと」を挙げる。

道具が持つ機能性も重視

 同会はこれまで、手仕事の技術をわかりやすい文章と図解で説明した冊子「民具のつくり方」を46冊編集、発行。各地で教本として使われており、編み方の教えを受けようと遠方から訪れる人も少なくない。「現代では使えないものもあるが、飾り物として作れば、民具が持つ機能性がわからなくなってしまう。当時使われていた風合いや生き生きとした民具をそのまま保存していきたい」と中島会長。

 大田区立郷土博物館や江戸深川資料館から体験講座の依頼や時代劇、映画の小道具としてわら細工の制作依頼など、同会事務局には全国各地から問い合わせがあるという。

 同園の江中佐知子さんは「貴重な技術が今に伝わっている。昔の暮らしを生き生きと伝える、当園になくてはならない存在」と期待を寄せている。
 

育児・家事の両立OK!

第一生命 鶴川営業オフィス(☎050-3782-2910 担当:宮川)

https://dai-ichi-life-career.jp/outline/index.html

<PR>

麻生区版のトップニュース最新6

市独自で年内制定へ

犯罪被害者等支援条例

市独自で年内制定へ 社会

相談窓口に心理職ら配置

9月24日号

「4年間の達成度は?」

福田市長マニフェスト

「4年間の達成度は?」 政治

大学准教授ら5人が検証

9月24日号

ゆかりの麻生で遺作上映

女優原知佐子さん

ゆかりの麻生で遺作上映 文化

関係者が在りし日語る

9月17日号

認知症理解へ 民・官一体

世界アルツハイマーデー

認知症理解へ 民・官一体 社会

区役所で展示 動画作成も

9月17日号

区民「地盤調査しっかりと」

リニア中央新幹線

区民「地盤調査しっかりと」 社会

外環道事故受け、説明会

9月10日号

「月」語る癒しの場を

区内在住カメラマン

「月」語る癒しの場を コミュニティ社会

週1回交流 延べ500人

9月10日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月24日0:00更新

  • 9月17日0:00更新

  • 9月10日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

2曲の民族舞踊を体験

2曲の民族舞踊を体験

10月5日から 麻生市民館で

10月1日~11月5日

麻生区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年9月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook