「心を豊かにする政策」の推進を 川崎市議会議員 花輪 孝一
麻生区は1982年の誕生以来、35年目を迎えます。この間、地域の方々が主体となって、手作りで文化・芸術のまちづくりを推進してきました。
特に、昭和音楽大学の移転、川崎市アートセンターの開館、「アルテリッカしんゆり」や「kirara@(きららっと)アートしんゆり」の開始は、新百合ヶ丘の「第2のまちびらき」と言われ、その後の日本映画大学の開校と合わせ、地域全体に文化芸術の輪が大きな広がりを見せています。
今後、更なる発展が期待されますが、若い世代への伝承、資金面や活動場所の確保等課題も多いと聞いています。
これらの課題に対し、麻生区役所としては、「あさお芸術・文化交流カフェ」を開催し、団体間の交流や情報交換を行い、事業者や教育機関、市民活動団体間のコーディネイトを行うとともに、イベントアプリの活用など若い世代を中心とした新たな情報発信に取組むなどとしています。
また、福田紀彦市長は先の議会で「文化芸術を通じて川崎を盛り上げたい、より良いまちにしていきたい」という市民の思いを活かし、「誰もが文化芸術に親しめる環境づくりを進めるとともに、地域の人材や団体などとの協働・連携を深める」との答弁がありました。
市の政策として、今まで、どちらかというとハード面の施設整備に重点が置かれてきましたが、今後は、今ある施設や地域の人的資源を活かしながら、文化・芸術など、ソフト面の政策の推進を図り、「心を豊かにする政策の充実」へと重点を移すべきであると私は考えます。
市民一人ひとりに、希望がゆきわたる政策の実現をめざし、今後も取組んでまいります。
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