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王禅寺ふるさと公園 大規模清掃も想定以上の泥 池の水質改善へ再検討

社会

掲載号:2017年7月28日号

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12日に行われた一斉清掃には地域住民も参加した
12日に行われた一斉清掃には地域住民も参加した

 夏休みに多くの親子連れが訪れる王禅寺ふるさと公園の池や水路などの水質改善をめざし、今月11日から13日、一斉清掃が行われた。しかし、想定以上の汚泥の量に作業は難航。大量の汚泥が残る中、作業は一時中断となった。

 同公園の入り口正面にある池はこれまで、設置されているポンプが故障した状態のまま長年放置されてきた。池につながる水路で子どもたちが水遊びをすることもあるため、川崎市議会でもこれまで、衛生的な水への改善要求がされてきた。3月の市議会で麻生区選出の木庭理香子議員がこの問題を指摘したところ、市建設緑政局は「必要な予算を確保し、修景施設(自然の美しさを損なわないように整備した施設)である池や水の流れについては役割を果たすよう、ポンプの改修などを検討し、施設を適切に管理する」と答弁した。

全て取りきれず一時中断

 市はポンプを改修した後、池の水を一旦全て抜いてから、泥などを取り除き、水路は高圧洗浄車で汚れを流し、再び水を流すことを計画。今月12日には、市職員や市議会議員、周辺町会の住民らが参加し、池の泥を掻き出すなどの一斉清掃を行った。

 しかし、長年堆積した汚泥の量は想定以上だった。市建設緑政局によると、3日間の作業で、想定していた約20リューベ(およそ20トン)の汚泥を取り除いたが、池にはそれを大幅に上回る量の汚泥が堆積。さらに泥のみの想定が、こぶし大以上の玉石が混ざっていたため、作業が難航。清掃を一時中断した。現在もなお、大量の汚泥が残っているという。

 同局は「抜本的に対策を練り直すため、作業を一旦停止した。効率性と予算などさまざまな角度から検討している」と、環境改善のための検討を継続する構えだ。ポンプの改修に関しては「循環用ポンプは修繕したものの、ろ過装置は池がきれいになる前に修理するものではないので、まだ行っていない」としている。

 木庭市議は「子どもたちが安心して遊べる環境を望む地域の方々の声も多くある。想定と違った結果で市も悩んでいるところがあるが、地域の憩いの場として、大人も子どもも楽しめる公園となるよう、今後も注視し続けていきたい」と話す。

 24日現在、臭いなどの対策のため、池には水が張られている。

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