麻生区版 掲載号:2017年9月22日号 エリアトップへ

健幸福寿プロジェクト のべ87事業所に報奨 市、普及へ周知強化

社会

掲載号:2017年9月22日号

  • LINE
  • hatena

 介護サービス利用者の要介護度等を改善した事業所に報奨金を出し、介護給付費の増加を抑える「かわさき健幸福寿プロジェクト」で、市は要介護度の改善など1年間で一定の効果があったことを明らかにした。参加事業所を徐々に増やす一方、介護現場からは推進の難しさを訴える声もある。

 評価の対象となったのは昨年7月から6月までの第1期。市内事業所の約1割に相当する246事業所、214人が参加し、要介護度が改善したのは34人、のべ79事業所。要介護度とADL(日常生活動作)の改善も合わせ、のべ87事業所が報奨金付与の対象となった。

 市高齢者事業推進課は今回の結果について「介護度を改善し、希望を成就した参加者も多数いる。数字だけでは測れない効果、影響があると感じている」と、手応えを示す。

 市の要介護度等改善・維持促進検討委員会の一人で、市介護支援専門員連絡会会長の中馬三和子さんは、「利用者に関わる全事業所を評価することは画期的。利用者の自立支援を、改めてチームで考えるきっかけになり、意欲向上につながっている」と評価する。

 一方で、介護の現場からは改善・維持の「積極推進」の難しさを訴える声もある。

 第1期プロジェクトに参加したある福祉施設のケアマネジャーは「非常にいい取り組み」としながらも、「施設によっては介護度改善で退所を検討しなくてはならない。家族が負担を不安視する声もある中、取り組みの趣旨が職員に浸透していくのか」と話す。

 市は「自立支援のために質の高いサービス提供の促進を周知し、趣旨を理解してもらうために、事業所への訪問など個別説明を丁寧に行っていきたい」と話す。

 現在の国の介護保険の仕組みでは、サービス利用者の要介護度が改善すると、施設側が受け取る介護給付費が減る。利用者の自立を支援して成果を上げても、報酬として評価されない点が問題視されている。

 これに対し市は、利用者の要介護度が改善などされた場合、事業所にインセンティブ(成功報酬)を与える同プロジェクトを昨年7月に本格化。他の自治体と連携し、介護保険制度にサービスの質を評価する仕組みの導入を国に求めていく。

麻生区版のローカルニュース最新6

議員と市政語る会が終了

議員と市政語る会が終了 政治

区民主導で始まり15回

10月18日号

等々力リベンジへ結束

SHISHAMO

等々力リベンジへ結束 文化

来夏ライブ、市長と語る

10月18日号

家族で「ラグビー入門」

家族で「ラグビー入門」 スポーツ

体験に60人 昨年の倍

10月18日号

スポーツ練習場 1月着工

五月台駅前

スポーツ練習場 1月着工 経済

ビーバートザン跡地

10月18日号

台風19号 区内620人が避難

台風19号 区内620人が避難 社会

2人が転倒で救急搬送

10月18日号

伝統行事「地域のおかげ」

伝統行事「地域のおかげ」 文化

雨の中神楽も披露

10月18日号

22年ぶり”寅さん”復活

22年ぶり”寅さん”復活 文化

イオンシネマで試写会

10月18日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月20日0:00更新

  • 6月7日0:00更新

  • 5月31日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

秋の歌声喫茶

秋の歌声喫茶

交流館やまゆりで26日

10月26日~10月26日

麻生区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 柿生文化を読む

    柿生文化を読む

    第159回 シリーズ「麻生の歴史を探る」江戸で人気 禅寺丸柿 後編 文:小島一也(遺稿)

    10月11日号

  • あさおマンスリー

    10月 October

    あさおマンスリー

    麻生区長  多田貴栄

    10月4日号

  • 柿生文化を読む

    柿生文化を読む

    第158回 シリーズ「麻生の歴史を探る」江戸で人気 禅寺丸柿 前編 文:小島一也(遺稿)

    10月4日号

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月18日号

お問い合わせ

外部リンク