今も里山の田園風景が残る区内黒川地区を活性化させようと、一昨年から行われている「黒川里山アートプロジェクト」が今月1日に始まり、30日(木)まで開かれている。3回目を迎える今回は明治大、川崎市黒川地域連携協議会や和光大の連携、黒川緑地管理協議会、作家の協力に加え、新たに多摩美大生の出品も予定されるなど、広がりを見せている。
同プロジェクトは「サトヤマアートサンポ」と、昨年始まった「緑と道の美術展」の2つの野外アート展から成る。今回は、多摩丘陵でかつて盛んだった養蚕業から着想した作品など、黒川の自然環境や歴史に焦点を当てた作品が並ぶ。10日(金)〜19日(日)、地域活性化検討専門部会(明治大・市黒川地域連携協議会)と和光大が主催する「サトヤマアートサンポ2017」では、黒川駅南口から明大黒川農場周辺にかけて和光大芸術学科の学生たちによるアート作品が並び、今回新たに汁守神社にも作品が展示される。11日(土)(午前10時〜)・19日(日)(午後3時〜)に行われる散策ツアーでは広町緑地なども含め、和光大生のガイドで現地を巡る。
また、1日から30日(木)まで黒川緑地管理協議会と「アトリエIZUMI」(町田市)の作家が主催している「緑と道の美術展 in 黒川2017」では、はるひ野駅南口から黒川海道緑地、セレサモス、黒川駅南口にかけた自然風景を石、木、金属などの素材をいかしたアートが彩る。今回新たに多摩美大の卒業生、修了生も多数出品。19日(午後0時30分〜)の散策ツアーでは、「アトリエIZUMI」と多摩美大生がガイドを務める。
区企画課は「こうした機会を通じて、里山の魅力を発信していければ」としている。
散策ツアーは各日当日先着30人。詳細・問合せは、アートサンポが区企画課(【電話】044・965・5112)、緑と道の美術展がアトリエIZUMI(【メール】atelier.izumi.1997@gmai.com)へ。
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