地域の在宅シニア向けに「自由に立ち寄り、気軽に人とふれあえる」サロン「ぐったいむ」が今月から万福寺の福祉パルあさおで始まった。高齢者に楽しく過ごしてもらう場所づくりがねらいだ。
「ぐったいむ」を主催するのは、ボランティア団体「傾聴あさお」に所属する小林雅子さん、松下元子さん、中原俊一さん。同団体では、介護施設や個人宅などを訪問し相手の気持ちに寄り添いながら話を聞き援助している。3人は、普段のような訪問ではなく、高齢者自身に外に出てもらい、元気づける場を提供しようとサロン企画を立ち上げた。一人暮らしの高齢者や高齢夫婦に、会話の機会や社会参画を促すことが目的だ。小林さんは「家から出るのは緊張感があるかもしれないが、他人とのおしゃべりや仲間作りで刺激を感じてほしい」と話し、松下さんは「会場は新百合ヶ丘駅の近く。井戸端会議をするつもりで買い物帰りにでも立ち寄ってもらえたら」と話している。
初回から賑やか
今月9日には、第1回の「ぐったいむ」を開催。参加者は、初対面ながら住んでいる地域や趣味などの会話をしながら午後のひとときを過ごしていた。参加したはるひ野在住の女性(87)は「こんなに楽しいと思わなかった」と語り、松下さんは「1回目から賑やかにできて嬉しい」と話していた。
次回は23日、午後1時30分から同施設で開催。参加費は100円。申込み不要。無料の健康体操や、折り紙・手芸といったミニ講座も行われる。
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