11月1日から行われる「緑と道の美術展」を主催する黒川緑地管理協議会代表の 立川 勲さん 黒川在住 76歳
黒川の発展に奮闘
○…黒川の特別緑地保全地区で草刈りや除伐を行うなど、同地区の環境保全に取り組む団体の代表を務める。11月に緑道で開催する野外美術展は、筑波山のふもとで行われている作品展を見て影響を受けた。「これは緑の多い麻生の目玉になると思った。秋なので紅葉や落ち葉と一緒に楽しんでもらえれば」と開始し、今年で3回目。「1回、2回とやって良くなってきている」。感触を得ている。
○…生まれも育ちも黒川。柿生小学校黒川分校に6年間通い、柿生中学校には自転車で通った。高校卒業後に家業の農業に携わり野菜を中心に栽培。地域でいち早くビニールハウス栽培を取り入れ「前の東京五輪の時期にきゅうりを作ったら、すごい単価で売れたのが忘れられない」というエピソードも。2011年から5年間は農協の副組合長として事務仕事にもあたったが「体を動かす農業が性に合っている」と笑ってみせ、現在も農作業を続けている。
○…月に1回程度クレー射撃を楽しむ。キャリアは50年以上だといい、「集中力が欠けたら絶対にだめ。クレー25枚を全部打つのはなかなかできないが、それが面白い」。子どもも孫も黒川育ち。孫がお囃子で地域の行事に参加するなど、三世代で地域に関わることも嬉しいという。
○…農協の副組合長時代は「セレサモス」の進展に尽力。野菜だけではなく生鮮食品を揃える段取りをつけるのは苦労が多く、乳製品の取引に北海道の知り合いへ自ら出向いたこともある。それでも「地域の活性化のためになった」と誇らしげだ。変化してきた地元に対しては「変わり過ぎだよ。昔が懐かしい」という思いも。一方で「美術展は緑地のPRでもある。行政や住人が緑地管理に目を向けるきっかけにしたい」と期待を込める。
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