麻生消防署(石渡英幸署長)は11日、スポーツクラブのティップネス新百合ヶ丘店の従業員に人命救助の感謝状を贈った。
表彰されたのは加納裕二さん(42)、土屋伸太郎さん(29)、鈴木惠太さん(23)、山崎大地さん(26)のインストラクター4人。7月末、同店で柔軟体操をしていた60歳代の男性が突然倒れ心肺停止状態に。すぐに4人は連携して胸骨圧迫やAED使用など蘇生活動を行い、救急隊員の到着まで救命活動を続けて行った。その後病院へ搬送された男性は現在、退院し社会復帰しているという。
加納さんは「店舗全体で救命研修を行っていることや消防士経験のあるスタッフもおり、やるべきことを落ち着いてできたのでは」と振り返る。山崎さんは「高齢化が進み同じようなことが増える可能性もある。救命の知識を共有する機会が増えれば」と話した。
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