「秋にしか見られない花です」と杉浦さん（10月27日撮影）
岡上のオープンガーデン「季（とき）の庭」が10月28日まで一般公開された。
同所は３００坪の庭に８００種類の花が育てられている。東日本大震災後、建築家の杉浦百合子さんが前向きな気持ちになれれば、と瓦礫などがあり荒れ地だった斜面を活用。昨年春から、花の咲く時期に公開を行っている。
秋の公開は今回が初めて。園内にはミルクティーのような香りがするバラ「レディヒリンドン」や、サフラン、ノコンギク、リンドウ、コスモスといった秋の花が色とりどりに咲いていた。期間中は花を愛でに、３００人近くが来場したという。
杉浦さんは「秋の花は夏を越え、台風を越え、ひとつひとつが生命力に溢れている。訪れた人には、秋の気持ち良い気候の中、色濃く咲いた花を楽しんでもらえたのではないか」と話していた。
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