栗木台にあるとんびいけ球場のグラウンドが4月以降、園児や児童向けに定期開放される。これは川崎市が取り組む施設活用策の一環で、近隣に少ない広い敷地を子どもの遊び場として提供する。
とんびいけ球場は事前予約で有料利用ができる公共の軟式野球専用グラウンド。4月以降は原則第2、4水曜日の午後1時から4時30分(11月から3月は4時まで)を、小学生以下が自由に遊ぶことのできるグラウンドとして開放する。中学生以上は引率者としての入場が可能。利用条件は柔らかいボールの使用可、金属・木製バットは使用不可といった利用規則を設ける。
市は都市公園整備などの指針となる「緑の基本計画」に従い、同球場を含む管理人常駐の市内5施設で柔軟な活用策を検討。昨年9月から11月に複数の施設でグラウンドを試験的に開放したところ、とんびいけ球場は3日間で200人以上の来場があり、好評だったことを受けて同球場の開放を決めた。開放日には管理人が利用法の説明を行うほか、1時間ごとに利用者数を確認する等の対応を行うとしている。
同球場は土日や祝日に試合が組まれていることが多いが、平日利用は大学生が練習で予約があるくらいだという。今回、空き時間を有効活用する同球場管理スタッフの一人は「この辺りに思い切り遊べる広い場所は少ないので、空いている時間を有効に使ってもらうのは良いこと。ケガなく楽しんで欲しい」と話す。
管理人がいるほかの市内4球場については、今後調整を行い開放を検討していくとしている。
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