11月24日に田園調布学園大で開催するフリーマーケットを立ち上げた 香川 和彦さん 王禅寺西在住 62歳
個人結ぶ地域フリマに
○…今月24日に開催される「福祉応援!王禅寺フリーマーケット」の実行委員長。「地域の老若男女が集まる場をつくるとともに、収益(出店金)を地域に還元しよう」と、25年出店者や運営として携わった多摩区菅のフリマ要素を取り入れた。1年前から近隣の子育て世帯などに声をかけ開催に向けて奔走。「地域を活性化させる目的じゃなくて、きっかけにしたい」と熱い思いを込める。
○…製薬会社で長年マーケティング畑を歩み「何かやりたいと思ったら、次に何が必要か筋道立てていくことが好き」。培ったスキルはフリマ準備にも役立ち、開催場所確定には時間がかかったが、地区社会福祉協議会や田園調布学園大学の協力も得た。4年前に多摩区から麻生区に引っ越し、昨年「地域デビュー」。麻生市民交流館やまゆりでスタッフも務める。最初こそ「地域に恩返しがしたい」と活動を始めたが「貢献は結果。活動をやらせてもらえるのが嬉しいし、ありがたい」と1年活動し気づきを得た。
○…世田谷区出身で長年小田急沿線に住み続けている。近所に住む6歳の孫には「怒る必要がない」と目を細める。学生時代はラグビーに汗を流した。あらゆる体格の人々が参加する集団スポーツは「個人の力があって成り立つ競技。個人が一人ひとり集まって一つのチームになる。地域社会でも同じだと思う」。
○…初開催の王禅寺フリマには約80の出店と、救助犬や点字ブロックの体験といった啓発活動も含む。今後も年1回の開催を計画。規模拡大や福祉、子育てを学ぶ学生との連携を実現させ「地域の中で存在価値を高めたい」。継続して定着させることで人は集まってくる。菅のフリマのように「25年間、88歳まで続けることモットーにやっていきたい」と笑顔を見せる。
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3月29日
3月22日